メルセデスベンツ/Gクラス/ゲレンデ/窓落ち/パワーウィンドウレギュレーター、モーター交換
- GARAGENT ガレージェント
- 2月20日
- 読了時間: 4分
更新日:6月8日
ベンツ Gクラスの窓落ちトラブルとパワーウィンドウレギュレーター交換
ベンツ Gクラス(G-Wagen、通称ゲレンデ)は、その無骨なデザインと圧倒的な走破性で世界中のファンを魅了し続けています。しかし、長年愛用していると避けられないのが経年劣化によるトラブル。その中でも多くのオーナーが経験するのが「窓落ち」問題です。

窓落ちとは?
窓落ちとは、パワーウィンドウが正常に作動せず、突然ガラスがドア内部に落ちてしまう現象です。窓が開いたまま閉まらなくなったり、異音を伴って動作しなくなったりすることが特徴です。特にGクラスのような重量のあるガラスを使用している車両では、レギュレーターへの負担が大きく、経年劣化によってトラブルが発生しやすいと言われています。
今回はGクラスの窓落ちでも特に多い左リアドアの窓落ちです。
点検すると、モーターも全く動かなくなってしまっていたのでレギュレーターとモーターをそれぞれ同時に交換します。




外したレギュレーターを見るとワイヤーが絡まっていました。ほとんどの場合窓落ちのゲレンデはこうなっています。
モーターが故障してこうなったのか、こうなってからモーターが故障したのかどちらかですが、窓落ち車両の5台に1台くらいモーターも故障してしまっています。


動きもスムーズ、異音もなくばっちりです。
Gクラスで窓落ちが発生する原因
Gクラスの窓落ちは、主にパワーウィンドウレギュレーターの故障によって引き起こされます。レギュレーターはガラスを昇降させるための装置で、ワイヤー式やアーム式の構造を持っていますが、Gクラスではワイヤー式が採用されています。このワイヤーが経年劣化や摩耗によって切れたり、プラスチック製のガイドが破損したりすることで、窓落ちが発生するのです。
また、Gクラスはオフロード走行を想定した設計のため、車体の振動や衝撃が大きく、それがパワーウィンドウレギュレーターの寿命を縮める要因になることもあります。特に古い年式のGクラスでは、部品の劣化が進んでいるため、窓落ちのリスクが高まります。
窓落ちが発生するとどうなる?
窓落ちが起きると、以下のような問題が発生します。
窓が閉まらず、雨風が車内に入り込む。
セキュリティ上のリスクが高まる(車内への侵入が容易になる)。
窓が完全にドア内部に落ち込むと、修理が難しくなることがある。
パワーウィンドウのモーターに負荷がかかり、最悪の場合モーターも故障する。
特に、雨の日や寒い季節に窓が閉まらなくなると非常に困りますし、駐車中の防犯面でも不安が残ります。そのため、窓落ちが発生したら早急に修理することが重要です。
Gクラスのパワーウィンドウレギュレーターの耐久性
Gクラスは頑丈な設計が魅力ですが、パワーウィンドウレギュレーターに関しては決して耐久性が高いとは言えません。特に、2000年代前半のモデルはレギュレーターの部品が樹脂製であるため、経年劣化による破損が発生しやすいとされています。
また、Gクラスはドアの構造が一般的なセダンやSUVと異なり、分厚いドアパネルを持っているため、交換作業がやや大変です。そのため、DIYで修理しようとする場合には、作業スペースや工具をしっかり準備することが重要になります。
予防策はあるのか?
窓落ちを未然に防ぐために、以下のような対策を講じることが有効です。
定期的な点検:ウィンドウの動作に異音や引っかかりがないか確認し、違和感があれば早めに点検する。
パワーウィンドウの使用頻度を調整する:頻繁に開閉を繰り返すと負担がかかるため、不要な開閉は避ける。
グリスアップの実施:ウィンドウレールやレギュレーターの可動部分に適切なグリスを塗布し、摩耗を防ぐ。
劣化した部品の早めの交換:古くなったレギュレーターは突然壊れることがあるため、異常を感じたら早めに交換を検討する。
まとめ
ベンツ Gクラスの窓落ちは、多くのオーナーが経験する代表的なトラブルの一つですが、適切なメンテナンスや早期対応を行うことで被害を最小限に抑えることができます。特に長年乗り続けている場合や、オフロード走行を頻繁に行う場合は、パワーウィンドウレギュレーターの状態を定期的にチェックすることが重要です。
万が一、窓落ちが発生した場合は、早急にご相談ください!社外部品を使うことでディーラー修理より格段にお安く修理可能です!
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