【BMW/MINI F54 クラブマン】車検整備 VoI.5 東京都八王子市H様
- GARAGENT ガレージェント
- 12月1日
- 読了時間: 4分

今回はエンジンマウント・ペンドラムサポートについて解説します

F系のMINIやBMWのX1(F48)2シリーズ(F45/F46)はよくエンジンマウントが切れて振動・異音が出ます

上;エンジンマウント 下;ペンドラムサポート
このどちらがダメになっても振動や異音が出る為2つセット交換でお勧めしています
**【要注意】BMW/MINIに多いエンジンマウント切れ
— 放置すると振動・異音・加速不良に直結します —**
BMW/MINIの整備で非常に多いトラブルのひとつが**「エンジンマウント(ミッションマウント)切れ」**です。
年式が10年超、走行距離が7万〜10万kmを超えてくるとほぼ必ず劣化してくる“消耗品”で、輸入車特有の乗り味に影響する重要部品でもあります。
今回は、症状・原因・危険性・修理内容・交換時期 を輸入車整備のプロ視点でわかりやすく解説します。
■ BMW/MINIのエンジンマウントとは?
エンジンマウントとは、エンジン・ミッションを車体へ固定し、振動を吸収するゴム部品 のことです。
役割は、
エンジン振動を車内に伝えない
走行時の揺れを抑える
エンジン・ミッション位置を保持する
という非常に重要な機能。
BMW/MINIは特に振動を嫌う“なめらかな走り”が特徴のため、マウントの状態は走り心地に直結します。
■ エンジンマウントが切れるとどうなる?症状一覧
エンジンマウントの劣化・切れでは、下記の症状が出ます。
● ① アイドリングの振動が大きくなる
ハンドルやシートにブルブル震えが伝わるのは代表的な症状。「エアコンON時だけ振動が増える」ケースも多いです。
● ② 発進時にグッと揺れる(前後のショック)
エンジンが前後に動きすぎるため、発進や停止時に体が揺れるような感覚になります。
● ③ ギアチェンジ時のショックが増える(AT車)
ミッションマウントが劣化している可能性も高く、D→Rなどの切り替えで「ガクッ」となることも。
● ④ 異音(コトッ・ゴトッ・ガタガタ)
エンジンが大きく動き、周辺の金属・樹脂に干渉することで発生します。
● ⑤ マフラー揺れ・排気振動の悪化
BMW/MINIはマフラー・エンジンの位置関係がタイトなため、マウント切れで振動が増幅されやすい特徴があります。
■ なぜBMW/MINIはエンジンマウントが劣化しやすい?
BMW/MINIが国産車よりマウントがヘタりやすい理由は、
エンジン搭載位置が低い(振動を受けやすい)
ゴム硬度が柔らかく、乗り心地優先の設計
欧州の気候と日本の環境の違い
STOP&GOの多い日本の交通状況
特に MINI(R56・R55・R60) は有名な弱点で、5〜7万kmあたりで交換が必要になることが多いです。
■ エンジンマウント切れを放置するとどうなる?
エンジンマウントの劣化は、放置すると確実に悪化します。
● 放置のデメリット
振動が車内に伝わり、快適性が低下
ブッシュ・マフラー・ホース類の破損を誘発
AT車ではシフトショックが増幅しミッションに負担
最終的に周辺部品まで交換 → 高額修理へ発展
“マウント切れが原因の二次トラブル”は非常に多く、早期交換がもっともコストを抑えるポイントです。
■ エンジンマウントの交換目安
BMW/MINIの場合:
5〜7万km:劣化が始まる
7〜10万km:交換推奨レベル
10万km超:ほぼ限界
振動が気になり始めたら、まずは点検をおすすめします。
※車種・グレードにより変動※MINIターボ車は劣化が早い傾向あり
■ まとめ:エンジンマウントは快適性と安全性のカギ
BMW/MINIのエンジンマウントは、走行性能・静粛性・ミッション負荷に直結する重要部品。
以下の症状があれば要注意です:
アイドリングがブルブルする
発進・停止で揺れる
異音がする
車に「疲れ」を感じる
早めの交換が 車の寿命を延ばし、修理費を節約する最良の方法 です。
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