【BMW F45 2シリーズ】神奈川県相模原市I様 フロントドライブシャフトブーツグリス漏れ・交換
- GARAGENT ガレージェント
- 3 日前
- 読了時間: 4分

神奈川県相模原市からお越しのI様
今回左フロントドライブシャフトブーツ交換でご入庫
整備担当BMWマイスター野村



ブーツは切れていませんでしたがブーツ取り付け部よりかなりグリスが漏れています

ドライブシャフトを取り外しブーツ交換


交換後
内部でグリスと侵入した水が混ざりグリスがクリーム状になり内部のベアリングなどが潤滑されていない状態でした
【BMW/MINI】ドライブシャフトブーツ切れ・グリス漏れは要注意!放置は危険な理由と早期修理の重要性
BMW/MINIで多いトラブルのひとつがドライブシャフトブーツの破れ・グリス漏れ。
一見すると小さな不具合に見えますが、放置すると 高額修理につながる代表的な故障 の一つです。
この記事では、BMW/MINI専門整備の視点でブーツ切れの原因・症状・危険性・修理時期 を分かりやすく解説します。
■ ドライブシャフトブーツとは?
ドライブシャフトはエンジンの力をタイヤへ伝える重要部品。そのシャフトの関節部(CVジョイント)を守っているのがドライブシャフトブーツです。
役割は
ゴミや水の侵入を防ぐ
中のグリスを保持し潤滑するという、とても重要な保護パーツです。
ブーツが破れると、ジョイントがむき出しになり、摩耗が一気に進行します。
■ BMW/MINIでブーツ切れ・グリス漏れが起きやすい理由
① 足回りの動きが大きい構造
BMW/MINIは操縦性重視のため、ハンドルを大きく切った時の「ジョイント角度」が国産車より大きいことが多く、ブーツに負荷がかかりやすい構造です。
② 経年劣化しやすいゴム材質
ブーツはゴム製のため、
経年劣化
走行熱
紫外線
温度変化などで少しずつ硬化し、亀裂が入りやすくなります。
③ MINIは車体が低く、泥・水を拾いやすい
特にR系MINIはフロント下に汚れが溜まりやすく、外部刺激でブーツが傷みやすい点も特徴です。
■ ブーツが破れるとどうなる?(放置は危険)
✔ グリスが飛び散る
タイヤハウス内に“黒い点々”が付くことがあります。
✔ CVジョイントが摩耗
ブーツの中のグリスが抜け、関節部分が直接摩耗します。
✔ カタカタ・コトコトという異音
サスペンション付近から「カタカタ」「コトコト」と音が出ることがあります。これは すでにジョイント摩耗が進行しているサイン。
✔ 最悪はドライブシャフト本体交換
ジョイントが破損すれば、ドライブシャフトごと交換になり、修理費が数万円〜10万円以上 に跳ね上がるケースも。
■ ブーツ切れのサイン(見逃しやすいポイント)
車検・点検で「滲み」や「小さな亀裂」を指摘された
タイヤハウスに黒い点々がある
ホイールの内側が汚れている
アクセルON/OFFでコト音がする
初期症状では気づきにくいため、点検で見つかった時点での交換がベストです。
■ BMW/MINIのブーツ交換は早めが最安ルート
ドライブシャフトブーツは破れ初期の交換なら安価 に済みます。
しかし破れた状態で走り続けると、CVジョイントまで壊れ、・シャフトASSY交換・異音修理など高額修理に発展する可能性が高いため、早期交換が圧倒的にコスパ良しです。
■ 交換の目安
一般的には7万〜10万kmで要注意。
ただしBMW/MINIは足回りの動きが大きい車種も多いため、5万km台から劣化が始まるケースもあります。
■ まとめ:ドライブシャフトブーツは“小さな破れが大きな故障を防ぐ”
ドライブシャフトブーツはゴム製のため、ほんの小さな亀裂から破れてグリス漏れ → ジョイント摩耗 → 高額修理といった流れで進行します。
BMW/MINIを長く良い状態で乗るためには、ブーツ切れの早期発見・早期交換が最も重要。
車検で指摘された
点検で滲みがある
黒いグリス痕がある
という場合は、放置せずすぐに修理をおすすめします。
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