BMW/F31/車検作業/プルストラット交換/バッテリー交換/再度ステップ交換・塗装/アライメント調整
- GARAGENT ガレージェント
- 1月11日
- 読了時間: 4分
更新日:6月8日
BMW(F31)のメンテナンスガイド
BMW 3シリーズツーリング(F31)は、そのスポーティーな走行性能と実用性で人気のモデルです。しかし、長く快適に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスや部品交換が必要です。本記事では、F31の「フロントプルストラット交換」、「バッテリー交換」、「サイドステップの塗装」、「アライメント調整」について解説します。

フロントプルストラット交換
フロントプルストラットは、BMWのサスペンションシステムにおいて重要な役割を果たす部品の一つです。この部品は、路面からの衝撃を吸収し、ステアリングの安定性を向上させます。しかし、走行距離が増えると摩耗や劣化が進み、ハンドリング性能の低下や異音の原因となります。
交換手順
車両をリフトアップし、タイヤを取り外します。
ストラットの固定ボルトを取り外し、古い部品を慎重に取り外します。
新しいプルストラットを取り付け、規定トルクでボルトを締め直します。
タイヤを元に戻し、車両を地面に下ろします。
交換後は、サスペンションの動作確認を行い、問題がないか確認します。ストラットの交換により、乗り心地やハンドリングが大きく改善されるでしょう。
今回の車両に関しては部品のゴム部分が劣化しておりました。


手前側が新品。左右ともに交換します。

交換後


足回り交換作業を行ったのでアライメントの測定と調整をします。
アライメント調整は、タイヤとサスペンションの角度を適正に設定する作業です。この調整が不十分だと、タイヤの偏摩耗や直進安定性の低下、ハンドリングの悪化が発生する可能性があります。特にサスペンション部品の交換やタイヤ交換後には、アライメント調整を行うことが推奨されます。
調整手順
車両をアライメント測定機にセットし、現状のタイヤ角度を計測します。
キャスター角、キャンバー角、トー角を規定値に合わせて調整します。
調整後に再度測定を行い、すべての数値が規定範囲内に収まっていることを確認します。
調整が完了すると、車両の直進安定性やコーナリング性能が向上し、タイヤの寿命も延びます。

バッテリー交換
F31のバッテリーは、アイドリングストップ機能や高性能な電装機器を支える重要なパーツです。長期間使用したバッテリーは劣化し、エンジン始動の不調や電装系トラブルの原因となるため、定期的な交換が必要です。
交換手順
エンジンを停止し、キーを抜いて完全に電源をオフにします。
トランクルームにあるバッテリーカバーを取り外します。
バッテリーのマイナス端子を先に取り外し、続いてプラス端子を外します。
バッテリーを固定しているブラケットを外し、古いバッテリーを取り出します。
新しいバッテリーを同じ位置に設置し、ブラケットで固定します。
プラス端子、マイナス端子の順に接続し、カバーを元に戻します。
交換後は、車両のバッテリー管理システム(IBS)をリセットする必要があるため、専用の診断機を使用して設定を行います。

サイドステップの塗装
サイドステップは、車両のデザインを引き立てる重要なエクステリアパーツです。しかし、日常の使用や飛び石などによる傷や汚れが目立つ場合、塗装を施すことで美観を取り戻すことができます。
塗装手順
サイドステップを車両から取り外し、表面をきれいに清掃します。
傷やへこみがある場合は、パテで補修し、乾燥後に研磨して平滑にします。
サーフェイサーを塗布し、乾燥後に再度研磨して下地を整えます。
指定のボディカラーに合わせた塗料をスプレーで塗装します。均一に塗布し、複数回重ね塗りを行います。
クリアコートを塗布し、乾燥後にコンパウンドで磨いて仕上げます。
サイドステップを元の位置に取り付けて作業完了です。
塗装後は、新品同様の輝きを取り戻し、車全体の印象が大きく向上します。


まとめ
今回取り上げたBMW F31の「フロントプルストラット交換」、「バッテリー交換」、「サイドステップの塗装」、「アライメント調整」は、車両の性能と見た目を保つために重要なメンテナンス作業です。これらを適切に行うことで、愛車のパフォーマンスを最大限に引き出し、快適なドライブを楽しむことができます。
この内容以外にも自動車には安全に乗っていくためのメンテナンス項目がいくつも存在します。
使用用途、運転の仕方や頻度、車種や年式またはグレードなど様々な情報から、お客様に合ったメンテナンス内容をご提案させていただきます。
自動車、とくに輸入車は日々のメンテナンスがとても大切です。
小さなことでもぜひ一度お問い合わせください。





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