Mercedes-Benz/メルセデスベンツ/W212/E350/Bluetec/OM642/1年点検/法定1年点検/エンジンオイル交換/オイルフィルター交換/リアエアサス交換/バルブブロック交換/エアコンフィルター交換/サブバッテリー交換/トランスミッションシフトアダプション/リアタイヤ交換
- GARAGENT ガレージェント
- 2024年7月1日
- 読了時間: 8分

この度は、1年点検含め定期交換、エアサスが下がるとの事でご依頼を頂きました。
有難うございます。
担当整備士は
メルセデス・ベンツ YANASE出身 大畠です。

YANASEにてベンツメカニックとして勤務後フロントアドバイザーとして在籍。大畠の強みはお客様に寄り添う心です。もちろん接客だけではありません。メルセデス・ベンツテクニシャンという資格も取得しています。お客様の車が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにベストな状態を維持するのがメンテナンステクニシャンの仕事。メルセデス・ベンツのことでしたら整備・修理・カスタムなんでもお任せください!
[今回のメルセデスベンツW212作業記録]

まずは、エンジンオイル/オイルフィルター交換から始めていきます!
エンジンを暖気し、エンジンフードを開けてエンジンカバーを外します。

OM642エンジンは、規定量8.0Lと結構入ります。
エンジンオイルは上抜きしていきます!


エンジンオイルフィルターを外します。

外したオイルフィルターの状態です!
ディーゼルならではの黒さです!

こちらが新旧比較です。
新品オイルフィルターを装着し取り付けします。
エンジンオイルが抜け切ったところで新油を入れていきます!


これでエンジンオイル/オイルフィルター交換が完了です。
続いて、サブバッテリー交換に取り掛かります。
場所はトランク下のアドブルータンク右横です。

装着されていたサブバッテリーは2014年式の製造なものでした。
年数経ってますので交換していきます!


新品サブバッテリーを取り付けし、交換した日付を記入します。
サブバッテリー交換完了です。
次にエアコンフィルター交換とエアコンコーティング作業をしていきます。
エアコンの匂いが気になる方は、直接エバポレーターに吹きかける作業がおすすめですのでいつでもご相談ください!

エアコンフィルターを外します!


フィルターに結構汚れが詰まってますね!

新品のエアコンフィルターを取り付けする前にエアコンコーティングをしていきます!
エアコンをONにし最大風量で内気循環へ切り替えます!

暗くて見づらいですが、長いノズルでエバポレーターへ向けて噴射していきます!
完了次第新品のエアコンフィルターを装着します!


エアコンフィルター交換も完了です!
その次は、リアの左右エアサス交換とバルブブロック交換です。
車を放っておくと下がってしまう症状です!
エアサスのコンプレッサーに異常無しです!
では、取り掛かっていきます。


交換前の純正エアーサスペンションです!
エア配管を外し、アームを緩めずらします!



エアサスを外すと、泥ががかなり詰まってましたので清掃させて頂きました!


では新品のエアサスへ交換します!
今回は、エアサスとバルブブロックを御持ち込み頂き交換しました。
新品のアーノット製エアーサスペンションと純正リアエアサス専用バルブブロックです。



交換トルク締め付け後は、いつも通りマーキングします!
つづいてバルブブロックです。

↑外したバルブブロックです!

こちらが新品純正バルブブロック


交換が完了し、エアサスのレベルキャリブレーション/走行キャリブレーションを実施します!
フロント側も車高調で下げてありますので、それに合わせたレベルを確保します!
リア610mmで調整実施!
その後はお預かり期間中、時間置いてエアサスが下がらないか点検もしていきます。

車高も維持してバッチリ仕上がりました!
ATミッションシフトアダプションです!
シフトショック等の症状があるとの事でしたのでご提案させて頂きました!
1-2速などシフトアップ、そしてシフトダウンのタイミングを調整します!

走行アダプションになりますので、時間を掛けながら実施しました!
追加にてリアタイヤの溝が削れてワイヤーが見えてしまっていたため、リアタイヤ交換作業を致しました。

まずはバランスウェイトを外し、シールのこりを除去。
その後は洗浄していきます!

交換作業時の写真です。
エアバルブもゴム部品ですので同時交換しました!

ホイールバランスをしっかり調整します!


車両に装着し、再度エアサスのキャリブレーションを実施しました!

[法定1年点検の内容とは]

この点検では、車両の安全性とパフォーマンスを確保するためにさまざまな項目がチェックされます。以下に、一般的なメルセデス・ベンツの法定1年点検の内容について詳しく説明します。
オイル交換とエンジン関連の点検
点検の最初に行われるのは、エンジンオイルおよびオイルフィルターの交換です。エンジンオイルはエンジンの正常な動作と耐久性に重要な役割を果たしますので、定期的な交換が推奨されています。また、エンジン関連部品やフルードの点検も行われ、異常があれば修理や補充が行われます。
ブレーキ関連の点検
次に、ブレーキシステムが点検されます。ブレーキパッドの消耗具合やブレーキフルードの状態が確認され、必要に応じて交換や補充が行われます。正しく機能しないブレーキは、安全上の重大な問題を引き起こす可能性があるため、この点検は特に重要です。
タイヤとサスペンションのチェック
車両の安定性と乗り心地を確保するために、タイヤとサスペンションの点検も欠かせません。タイヤの摩耗状況や空気圧、タイヤのバランスがチェックされ、必要に応じて交換や調整が行われます。また、サスペンションのバッシングやリンクの緩みも確認され、適切に調整されます。
バッテリーと電気系統の点検
車両の電気系統は、快適性や安全性に直接影響します。バッテリーの充電状態やターミナルの清掃、電球やヒューズの交換が必要な場合にはこれらも行われます。特にバッテリーは、寒冷地や過酷な条件下での運転時に特に重要です。
内外装の清掃と点検
車両の外装や内装の清掃と点検も、所有者の満足度と車両の価値を維持するために重要です。外装の傷や錆のチェック、内装のシートやカーペットの清掃、およびインテリアの各種スイッチや操作系統の機能確認が行われます。
安全装備の機能テスト
最後に、車両の安全装備が適切に機能するかどうかが確認されます。エアバッグ、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、安全運転支援システム(ADAS)などがテストされ、必要に応じて調整や修理が行われます。
[メルセデスベンツ、エアサスが下がる原因]

1. 部品の摩耗と老化
エアサスペンションシステムは、エアバッグやエアコンプレッサーなどの複数の部品で構成されています。これらの部品は長期間使用すると摩耗し、また年月が経つと劣化していきます。特にエアバッグは、内部のゴムや合成素材が老化することでパフォーマンスが低下し、最終的には破損することがあります。
2. リークや漏れ
エアサスペンションシステムは、空気圧を維持するためにエアバッグやエアラインから漏れることがあります。これにより、サスペンションの高さが一定でなくなったり、運転時の安定性や快適性が低下したりする可能性があります。漏れの原因としては、エアバッグの破損、エアラインの接続不良、コンプレッサーの不具合などが挙げられます。
3. 電子制御ユニットの故障
現代のメルセデス・ベンツ車両では、エアサスペンションの制御は電子制御ユニット(ECU)によって行われています。ECUはセンサーからの情報を基にエアバッグの空気圧を調整し、適切な高さを維持します。しかし、ECU自体が故障することがあり、これによりサスペンションの操作が不安定になる場合があります。
4. 過度な負荷や状況
エアサスペンションは一般的に快適性を重視した設計ですが、過度な負荷や過酷な運転条件下での使用はシステムに負荷をかけ、故障の原因となります。例えば、長時間の重い荷物の積載や、悪路での運転、不適切な運転状況などが挙げられます。これらの状況下では、エアサスペンションが早期に摩耗し、故障する可能性が高まります。
定期的なメンテナンスでホイールアライメントやりましょう!!!
ー整備屋 ホイールアライメント AUTEL[IA900WA]ー

弊社ではホイールアライメントも作業可能で御座います。
・車の走行距離が数万kmを超えてきてコンディションを知りたい時
・事故を起こした時
・サスペンションの脱着を行った時
・車高を調整した時
・タイヤ交換時に偏摩耗が見受けられた時
・足回りの部品交換やカスタムをした時etc...
*特に足廻りの整備や事故をしたときは、本来のアライメントから大きく狂ってしまうタイミングですので注意が必要です。

●ホイールアライメント調整によるメリット●
①運転安定性や燃費にも直接影響
②タイヤの寿命を延ばし、ハンドリングや乗り心地の向上
③車両のメンテナンスコストも削減されます。
以上の事から、車両には決まったアライメントデータがあり確実に調整していきます。

×ホイールアライメント調整をしないとどんなデメリットがあるか×
①タイヤの偏摩耗を引き起こします。これは、タイヤの寿命を短くし、交換の時期を早めてしまいます。
②タイヤのグリップ力が低下し、ブレーキングやコーナリング時の制御が難しくなる。
③車輪が適切に向いていないため、車両が不必要な抵抗を受けることにより、燃費が低下
④サスペンションやステアリングシステムに過度の負荷がかかり、これらの部品の摩耗や故障を早める可能性があります。
デメリットを見ますと、アライメントをせずにいる車両に掛かるメンテナンスコストが増加される事が多いに考えられます。
ご愛車の走行に違和感を感じるなど、アライメントにご興味のある方は是非、ご相談ください。
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輸入車整備専門店・整備屋
〒194-0038
東京都町田市根岸2-16-13
TEL: 042-794-4425
Email: info@seibiya-machida.com
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