Mercedes-Benz/メルセデスベンツW205/Cクラス-C200/9速ATミッションオイル及びフィルタ交換/デフオイル交換/ブレーキオイル交換/冷却水(クーラント)交換/エア抜き
- GARAGENT ガレージェント
- 2024年6月22日
- 読了時間: 8分
更新日:2024年7月1日

この度、メルセデスベンツW205の9速ATミッションオイル及びフィルタ交換/デフオイル交換/ブレーキオイル交換/冷却水(クーラント)交換/エア抜きのご依頼を頂きました。
有難う御座います。
担当整備士は
メルセデス・ベンツ YANASE出身 大畠です。

YANASEにてベンツメカニックとして勤務後フロントアドバイザーとして在籍。大畠の強みはお客様に寄り添う心です。もちろん接客だけではありません。メルセデス・ベンツテクニシャンという資格も取得しています。お客様の車が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにベストな状態を維持するのがメンテナンステクニシャンの仕事。メルセデス・ベンツのことでしたら整備・修理・カスタムなんでもお任せください!
[今回のメルセデスベンツW205作業記録]
まずは、ブレーキオイル交換もありますのでタイヤホイール4本を外し9速ATミッションオイル/フィルタ交換から開始していきます。

アンダーカバーも3枚外します!


こちらが、ATミッションオイルパンです。
他との違いは、オイルパン/オイルサンプが樹脂素材ということ。
ミッションオイルパンガスケット自体がオイルパンとセットになってますので、セットでの交換になります。
もちろんですが、樹脂のオイルパンですので変形してしまうものなので同時交換部品になります。

ドレンの周りに、1-2-3-4の記載があります。
番号により操作しオーバーフローパイプの開閉が可能になります。

ドレンプラグを外し、スペシャルツールで排出位置にします。その後オイルを排出しオイルパンのボルトを緩めごっそり外します!


外した画像です。オイルパンにはガスケットとオイルフィルター(黄色)のパーツがセットになっています。


新品オイルパンを開封し、新品と外したオイルパンを比較画像を撮ります!

右が新品オイルパンです!

その後は新品オイルパンを装着していきます!

オイルパン取り付け完了です!
トルク締めをしたらマーキング!昔からの癖で絶対にマーキングしちゃいます!
自分の中で作業した証をつけてスッキリしたいので、、、。

お伝えし忘れてましたが、こちらが内側から見たオーバーフローパイプです!
このパイプを下からスペシャルツールを差し、回してオイルレベルの調整等ができるのです。
とても賢い部品ですね。



その後は、油温を決められた温度に上げオイルレベルの調整をします!
2のポジションで、調整し完了後はマーキング!
続いて、デフオイル交換をします!

マフラーのパイプで少しツールが入りづらいですが、作業していきます!

注入口から開けて、排出口を開けます!

排出オイル緑っぽい色してますね。

新油、デフHYPOIDオイルを入れていきます!
溢れ出てきたたら少し様子見てボルトで締めます!
デフオイル交換作業完了です!
続いて、冷却水交換です。

タンクキャップを開けまして、車両下ドレンから冷却水を排出します!

容器で受けまして、色を見ましたが少し濁った感じでした。
冷却水も年数や走行距離で交換は必須ですね!
その後ドレンを締め、新しいクーラントを注入完了です!
ブレーキオイル交換に入ります。

大事なブレーキのオイル交換です!

4輪のキャリパーのブリーダーから古いオイルを抜き取っていきます!
ブレーキオイルの交換は2年毎の交換項目です。
オイルが古くなると濃いグリーンになったり茶色になったり変色します!
定期的に交換は必須ですね!
これでご依頼頂いた油脂類交換完了です。
[メルセデスベンツW205油脂類/オイル交換の必要性]

メルセデスベンツW205(C-Class)における油脂類、オイルの交換の必要性について、詳しく解説します。
トランスミッションオイル交換の重要性

1. トランスミッションの潤滑と冷却
トランスミッションオイルは、トランスミッション内部の歯車やベアリングなどの機械部品を潤滑し、摩擦を低減させます。また、適切なオイルが常に流れていることで、トランスミッションの冷却効果もあります。定期的な交換によって、オイルの劣化や汚れを取り除き、機能を維持します。
2. オイルの劣化と交換時期
トランスミッションオイルは時間と共に劣化します。高温、高負荷などの運転条件下では、オイルの劣化が早まる傾向があります。劣化したオイルは潤滑性能が低下し、トランスミッションの内部部品に負担をかける原因となります。メルセデスベンツは一般的にトランスミッションオイルの交換間隔を設定しており、その間隔を守ることが推奨されます。
デフオイル交換の重要性

1. デフの潤滑と保護
デフ(ディファレンシャル)は駆動輪の動きを調整し、タイヤ同士の回転差を許容する役割を担っています。デフオイルはデフ内部の歯車や軸受けを潤滑し、摩擦や熱によるダメージを軽減します。適切なオイルが常に流れていることで、デフの効率と耐久性を維持します。
2. オイルの劣化と交換時期
デフオイルもトランスミッションオイル同様、時間と共に劣化します。高負荷な運転や過酷な環境下では、オイルの劣化が早まります。劣化したデフオイルは潤滑性能が低下し、デフ内部の部品に負荷をかけるため、定期的な交換が必要です。メルセデスベンツの推奨する交換間隔を守ることで、デフの寿命を延ばすことができます。
3. パフォーマンスと安全性の向上
適切なデフオイルはデフの動作を正確に保ち、駆動力の伝達効率を最大化します。特にスポーティな運転や高速走行時には、正確なデフの操作が重要です。また、安定したトラクションとコントロールを提供し、安全性を向上させます。
エンジンオイル交換の重要性

1. 潤滑作用の維持
エンジンオイルはエンジン内部の摩擦を減少させ、潤滑する役割を担っています。長期間使用するとオイルの劣化が進み、潤滑性能が低下します。特に高温多湿な気候や過酷な運転条件下では、オイルが早期に劣化しやすいため、定期的な交換が不可欠です。
2. 熱による劣化
エンジンは運転中に高温になります。高温下ではオイルが酸化しやすくなり、粘度が低下します。これにより潤滑性能が悪化し、エンジンの寿命を短くする原因になります。定期的なオイル交換によって、エンジン内部の熱に対する耐性を維持します。
3. 燃費とパフォーマンスの向上
新しいエンジンオイルは清潔で粘度が適切な状態を保ち、エンジンの効率を最大化します。効率的な潤滑によりエンジンの回転抵抗が減少し、燃費が向上します。また、エンジンのスムーズな動作とパフォーマンス向上にも寄与します。
4. エンジンの寿命延長
定期的なオイル交換は部品寿命を延ばす効果があります。オイルが清潔かつ潤滑性能が良好な状態を保つことで、部品の摩耗が軽減され、長期的な耐久性が向上します。メルセデスベンツのエンジンやトランスミッションは高精度で設計されていますが、適切なメンテナンスが長寿命を保つ鍵となります。
エンジンオイル交換のタイミングと頻度
1. メーカー推奨に基づく交換間隔
メルセデスベンツは各車種ごとに推奨されるオイル交換間隔を設定しています。W205(C-Class)もその例外ではありません。一般的には、メーカーは走行距離または時間に基づいてオイル交換のタイミングを推奨しています。例えば、通常は1万kmまたは1年ごとの交換が推奨されることが一般的ですが、運転条件や使用環境によっては短縮される場合もあります。
定期的なメンテナンスでホイールアライメントやりましょう!!!
ー整備屋 ホイールアライメント AUTEL[IA900WA]ー

弊社ではホイールアライメントも作業可能で御座います。
・車の走行距離が数万kmを超えてきてコンディションを知りたい時
・事故を起こした時
・サスペンションの脱着を行った時
・車高を調整した時
・タイヤ交換時に偏摩耗が見受けられた時
・足回りの部品交換やカスタムをした時etc...
*特に足廻りの整備や事故をしたときは、本来のアライメントから大きく狂ってしまうタイミングですので注意が必要です。

●ホイールアライメント調整によるメリット●
①運転安定性や燃費にも直接影響
②タイヤの寿命を延ばし、ハンドリングや乗り心地の向上
③車両のメンテナンスコストも削減されます。
以上の事から、車両には決まったアライメントデータがあり確実に調整していきます。

×ホイールアライメント調整をしないとどんなデメリットがあるか×
①タイヤの偏摩耗を引き起こします。これは、タイヤの寿命を短くし、交換の時期を早めてしまいます。
②タイヤのグリップ力が低下し、ブレーキングやコーナリング時の制御が難しくなる。
③車輪が適切に向いていないため、車両が不必要な抵抗を受けることにより、燃費が低下
④サスペンションやステアリングシステムに過度の負荷がかかり、これらの部品の摩耗や故障を早める可能性があります。
デメリットを見ますと、アライメントをせずにいる車両に掛かるメンテナンスコストが増加される事が多いに考えられます。
ご愛車の走行に違和感を感じるなど、アライメントにご興味のある方は是非、ご相談ください。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
輸入車整備専門店・整備屋
〒194-0038
東京都町田市根岸2-16-13
TEL: 042-794-4425
Email: info@seibiya-machida.com
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=






コメント