メルセデスベンツ/GLA/X156/警告灯点灯/ホイールスピードセンサー交換
- no11baske
- 10月24日
- 読了時間: 3分

町田市 S様
警告灯多数点灯のためご入庫いただきました。
お車はメルセデスベンツ GLA(X156)





多数の警告灯と多数のメッセージが表示されています。
いつも通り運転しているときにこれだけの警告灯が点灯したら不安になると思います。
些細なことでもご相談いただければ状況に応じて適切な判断ができますので焦らずに一度ご連絡ください。

さっそく点検していきます。
おおよそ予想をしながらも、まずは診断機をつなぎ故障コードの確認を行います。

予想通り、今回は「ホイールスピードセンサー」の不良でした。
実際に現在値を表示させ、車両を前後に動かしてみると右リアの数値だけ変動がなく、センサーが完全に機能していないことがわかりましたので交換します。
今回「右リアホイールスピードセンサー」が不良、交換も右リアのみ行いました。
車両の状態や予算によっては4輪同時に交換した方が良い場合もございます。

指でさしている黒い配線がホイールスピードセンサーです。
こちらは交換後なのでこの線だけきれいでわかりやすいので先に載せました。

上の画像の右下あたり(ブレーキディスクの裏)をのぞき込むと見える、Eトルクスのボルトで留まっている部品がセンサーのホイール側になります。
このボルトを緩めて取り外します。

車両側のコネクタがこちら。
こちらはタイヤハウス(インナーフェンダー)をめくったところにあります。
コネクタ2つありますが上側がホイールスピードセンサーの配線です。
(下側のコネクタはブレーキパッドセンサーの配線です)

交換後診断機で故障メモリを消去し、最終テスト。

試運転も行い無事改善を確認。
最後にそもそもホイールスピードセンサーとはなんなのか、ご説明します。

ホイールスピードセンサーの主な役割は以下の通りです
各車輪がどれくらいの速度で回転しているかを電子制御ユニット(ECU)に送る。
ABS が作動する際、車輪のロック(停止)や滑り(特にブレーキ時)を検知して制御を行う。
トラクションコントロールや ESP など、車輪の回転差を元に安定性制御を行うシステムへの入力に使われる。
速度計(メーター)や走行速度情報として用いられる場合もある(モデルや仕様による)。
つまりこのセンサーが故障することで、コントロールユニットが車両の速度など、重要な情報を得られなくなり、関連する様々な機能が正常に作動しなくなるため冒頭の数多くの警告灯点灯につながります。
同じような症状でも原因が違ったりする場合、そのまま走行することにより故障が広がる可能性もございますので、焦らずまずはご連絡いただければ適切なアドバイスが可能です。
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