【メルセデス・ベンツ|GLA|X156】リアベンチレーションフラップの交換 東京都練馬区 I様
- 2025年11月5日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年11月6日

東京都練馬区よりお越しいただきましたI様
お車はメルセデスベンツGLA(X156)
雨漏りしてリアシートの床が濡れている。との症状。
どうやら前の車で同じことが起きたときに「リアベンチレーションフラップ」の交換をしたとのことで、お問い合わせの段階から交換の見積もりをさせていただきました。

実際の作業工程

該当のフラップはリアバンパーの中にありますのでとにもかくにもリアバンパーを外します。

内装の一部を取り外し、

サービスホールから見えるナットでバンパーを固定しています。
なんともない10mmのナットなのですが、ボルト側が長いので普通のソケットは入りません。
場所的にスパナ系の工具も入らないので、工具持ってないとここで詰みます。

そこでこのスペシャルディープソケット。
もともとはBMWのインジェクター交換か、ヘッドカバー交換の時に必要になって買ったものですが、案外こういったシチュエーションによくあたり、活躍してます。
ネットで買えると思います。

ナットを2つ外したらお次はテールランプの取り外し。
構造上はテールランプ外さなくてもリアバンパー外せますが、傷をつけてしまうリスクと、単純に作業性のため外しました。
しかもGLAのテールランプは簡単に外せるので外した方がいいです。
上の写真はテールランプ取り付け部分の裏側、車内側から覗き込んだところです。
写真中央の白い取っ手がついてるボルトを外します。
新設設計なので工具いりません。

ボルトを外したらあとは後ろ方向にスライドさせると外せます。
ブレーキランプバルブ交換もここまで外さないと交換できないので参考にしてください。
コネクターも外します。

あとはインナーフェンダーめくったところの10mmボルト、バンパー下側のクリップ2つと車体に固定する用のステーの10mmボルト2本を外したら、ツメをはずしていき車体からバンパーを切り離します。
集合コネクターが2つありますので外したら完全に取り外せます。


バンパーをよけて、

該当のベンチレーションフラップです。
狭いですが裏からツメを起こしながら外側に引っ張ると外せます。

上が新品対策部品 下が外した部品

品番も変わって対策部品(下)になってます。
初期の取り付けてある品番は169品番なのですね、、、
W169は2世代前のAクラスです。

主に何が対策されているかというと、指さしている部分にパッキンが追加されています。
これにより水の侵入を防ぐ構造になっています。

新しい部品を取り付け。
パッキンが追加された分少し厚くなっていて、思ってるより力を入れて押し込まないとツメがはまりませんので注意してください。
ツメでしっかり固定されないと隙間ができてしまい対策部品に交換する意味がなくなってしまいます。
外したものを元に戻して終了です。
まずリアベンチレーションフラップとは
リアベンチレーションフラップは、車内の空気圧を調整し外気を排出するための逆止弁構造を持つ通気口です。通常、車体後部(リヤバンパーの内側やトランクルーム後方、リヤフェンダー内側など)に設置されており、ドアを閉めた際の空気の逃げ道やエアコンの効率化の役割を担っています。
主な役割
車内気圧の調整
ドアを閉めるときに空気が逃げることで、ドアの閉まりがスムーズになります。
エアコンの空気循環をサポート
内気→外気への排出経路となり、換気効率を向上させます。
外気・水・泥の侵入を防止
一方向弁(フラップ)が外向きにしか開かない構造で、走行中の水しぶきや泥の侵入を防ぎます。
雨漏りとの因果関係
GLA(X156)では、リアベンチレーションフラップの劣化・破損・シール不良が原因でトランク内やリアシート下への雨漏りが発生するケースが多く報告されています。
主なトラブル原因
フラップの変形・割れ
経年劣化や外的衝撃(後方からの軽い接触、バンパー脱着時など)で、プラスチック製のハウジングやゴムフラップが変形・破損します。
フラップが閉じ切らず、外から水が浸入します。
シーリング(パッキン)不良
ベンチフラップは車体パネルに嵌め込み式で取り付けられ、周囲に防水用のフォームやシーリング材が使用されています。
このシールが劣化すると、雨水がボディパネルとハウジングの隙間から室内へ流入します。
水の通路設計上の問題
GLAでは、**リアバンパー裏のウォーターチャンネル(排水経路)**がベンチフラップの近くを通っています。
雨天走行や洗車時に、この経路から水がベンチフラップ周辺に流れ込み、隙間があると容易に車内へ侵入します。
原因はさまざま考えられるのですが、今まで作業してきた同じ症状の車はメーカーが後から出した対策部品への交換で全て直っております。
予防と対策
洗車や雨天走行後にトランク内を点検:湿気や水溜まりがないか定期確認
対策前部品装着車では左右とも同時交換が推奨
ささいな雨漏りでも放置するとそのうちカビてしまい異臭につながります。
Aクラス、Bクラス、CLA、GLAの特に前期にお乗りの方は大雨の翌日など、床やシート、トランク内が濡れていないか確認してみてください。
いつでもご相談お待ちしております。
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整備屋
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