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神奈川県横浜市からお越しのH様走行安定性・走行注意・ABS等警告灯多数点灯したとのことでご入庫   整備担当BMWマイスター野村

  • 執筆者の写真: GARAGENT ガレージェント
    GARAGENT ガレージェント
  • 10月18日
  • 読了時間: 5分

更新日:11月6日

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BMW F20 ホイールスピードセンサー(ABSパルスセンサー)交換

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突然このようにたくさんの警告灯が点灯したらビックリしてしまいますね!!

ですが実際この症状が出ても慌てないでください、普通に走行するにはあまり異常はなくもし何か症状がでるとしたら急ブレーキなどでホイールがロックしないように制御するABSが正常に作動しないなどの症状が出ると思われます

また、前後左右4輪にそれぞれセンサーが付いており故障場所によってはスピードメーターが動かなくなる時があります


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こちらがフロント側


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こちらがリア側


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こちらが警告灯が点灯した原因となるスピードセンサー(ABSパルスセンサー)です

この故障はBMW・ベンツ・フォルクスワーゲンなどの車種でよく起こります

センサーの1箇所故障すると何故かすぐに他の箇所もダメになってしまうので4箇所同時に交換をお勧めしております




BMWのスピードセンサー故障とは?症状・原因・修理費用を徹底解説!

BMWに乗っていると、突然メーターの警告灯が点灯したり、走行中にスピードメーターが動かなくなるといったトラブルに遭遇することがあります。その中でも特に多いのが「スピードセンサー(車速センサー)」の故障です。この記事では、BMWのスピードセンサー故障について、症状・原因・修理方法・費用の目安をわかりやすく解説します。

スピードセンサーとは?

スピードセンサー(車速センサー)は、車輪やトランスミッションの回転数を検知して、車の速度をコンピュータに伝える重要な部品です。BMWではこのデータをもとに、以下のような制御が行われています。

  • スピードメーターの表示

  • ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御

  • DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の作動

  • オートマチックトランスミッションの変速タイミング

  • エンジン制御(アイドリングや燃料噴射量の調整)

つまり、スピードセンサーが正常に働かないと、単に「速度が表示されない」だけでなく、車全体の電子制御が乱れてしまうのです。

故障したときの主な症状

スピードセンサーが故障すると、以下のような症状が現れます。

① スピードメーターが動かない・不安定

最も分かりやすい症状です。速度計が0のままだったり、急に針が跳ねたりすることがあります。

② ABS警告灯・DSC警告灯が点灯

BMWでは、スピードセンサーがABSやDSCと連動しているため、センサー不良があると警告灯が点灯します。特に「ABS」「DSC」「4×4」「BRAKE」などのランプが同時に点く場合は要注意です。

故障の原因

BMWのスピードセンサーが故障する原因はいくつかあります。

1. センサー自体の経年劣化

スピードセンサーは車輪付近(特にABSセンサー)やトランスミッションに装着されており、熱・振動・水・汚れにさらされるため、長年の使用で劣化します。特にE90(3シリーズ)やF10(5シリーズ)世代では、走行距離10万km前後での故障報告が多く見られます。

2. センサー配線の断線・接触不良

センサーが正常でも、配線の被覆割れや接触不良によって信号が途切れるケースがあります。雪道走行や洗車時の高圧洗浄による水の侵入も要注意です。

3. ホイールベアリングやトーンホイールの損傷

センサーは、ホイールハブ内の「トーンホイール」と呼ばれる歯車状の部品の回転を読み取ります。トーンホイールの歯欠けや汚れがあると、誤信号が発生します。

4. ECU(制御コンピュータ)の不具合

稀に、スピードセンサーそのものではなく、ECUの故障やソフトウェアのバグが原因の場合もあります。


修理・交換方法

スピードセンサーが壊れた場合、基本的にはセンサーの交換で対処します。BMWのモデルによって部品の位置や構造は異なりますが、代表的な2パターンがあります。

● ホイールスピードセンサー(ABSセンサー)の場合

各ホイールに1つずつ装着されており、比較的交換は容易です。DIYでも交換可能ですが、ジャッキアップやトルク管理が必要なため、整備知識のない方は工場での作業がおすすめです。

● トランスミッション車速センサーの場合

ミッションケースに直接装着されており、交換には下回り作業やオイル漏れ対策が必要です。プロの整備士に依頼した方が安全です。


故障を放置するとどうなる?

スピードセンサーの故障を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • ABSやDSCが作動せず、ブレーキ性能が低下

  • 変速制御が狂い、トランスミッションへの負担増

  • 燃費の悪化やエンジン制御の乱れ

  • 警告灯点灯による車検不合格

特にABS・DSCが作動しない状態は安全性に関わるため、早めの修理が必須です。


まとめ:早期発見と定期点検がカギ

BMWのスピードセンサーは、車の安全システムに直結する重要パーツです。もし以下のような症状が出たら、すぐに点検を受けましょう。

  • スピードメーターが動かない

  • ABS/DSCランプが点灯

  • 変速ショックが大きい

修理費用は高額ではありませんが、放置すればトランスミッションやブレーキ系統にまで悪影響を及ぼします。日頃から警告灯や挙動に注意し、定期的に点検を受けることで、安心してBMWライフを楽しみましょう。


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