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Mercedes-Benzメルセデス•ベンツE250[W207]/エンジンオイル漏れ/エンジンオイルフィルターハウジング交換/エンジンM271

  • 執筆者の写真: GARAGENT ガレージェント
    GARAGENT ガレージェント
  • 2024年3月28日
  • 読了時間: 9分

更新日:2024年6月13日


Mercedes-Benzメルセデス•ベンツE250[W207]/エンジンオイル漏れ/エンジンオイルフィルターハウジング交換/エンジンM271
Mercedes-Benzメルセデス•ベンツE250[W207]/エンジンオイル漏れ/エンジンオイルフィルターハウジング交換/エンジンM271
Mercedes-Benzメルセデス•ベンツE250[W207]/エンジンオイル漏れ/エンジンオイルフィルターハウジング交換/エンジンM271

[ご依頼内容]


事前に、エンジンオイルが地面に垂れているとの事で点検ご依頼頂きました。

先方で点検の御時間を頂きチェックしたところ、エンジン下アンダーカバーもオイル溜まりになっておりオイルフィルターハウジング周りから下にオイルが漏れている様子でした。

エンジン271ではこの症状は多くあり、もちろん他の車種でも起こりうる症状です。

原因はオイルフィルタハウジング部の樹脂変形やガスケットが劣化によりオイル漏れ発生するのがほとんどです。

状況から早めに交換が必要と判断致しました。



担当整備士

メルセデス・ベンツ YANASE出身 大畠です。


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YANASEにてベンツメカニックとして勤務後フロントアドバイザーとして在籍。大畠の強みはお客様に寄り添う心です。もちろん接客だけではありません。メルセデス・ベンツテクニシャンという資格も取得しています。お客様の車が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにベストな状態を維持するのがメンテナンステクニシャンの仕事。メルセデス・ベンツのことでしたら整備・修理・カスタムなんでもお任せください!


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[オイル漏れの点検]

Mercedes-Benzメルセデス•ベンツE250[W207]/エンジンオイル漏れ/エンジンオイルフィルターハウジング交換/エンジンM271

オイル漏れといっても、何のオイルなのかの判別が必要となります。

[例]お客様からエンジンオイル漏れとご依頼頂きプロが見たとき、ミッションオイルやデフオイル、冷却水だった事などさまざまなケースが御座います。

もちろんそこがプロの見せ所です。

主にオイルの粘度や匂い、色で判断できます。

おおまかにオイル漏れ点検からの流れを説明致します。

  1. 外観の確認: エンジンや周辺部品の外観を注意深く確認し、オイルの滲みや染み、部品の劣化などをチェックします。

  2. 部品の点検: シールやガスケット、ドレンボルト、オイルフィルターなど、エンジンオイルが漏れる可能性のある部品を点検し、劣化や緩みがないかを確認します。

  3. 漏れの原因の特定: 漏れの原因を特定するために、エンジンを起動し、オイルが漏れる箇所を確認することも重要です。特に高圧の状態で漏れが発生する場合がありますので、注意が必要です。

  4. 修理または交換の必要性の判断: 漏れが見つかった場合は、修理または交換が必要かどうかを判断し、適切な対処を行います。劣化した部品を放置すると、エンジンの性能や安全性に影響を及ぼす可能性がありますので、早めの対処が重要です。


まず、エンジンオイル漏れを確認するためには、車を安全にリフトアップし、エンジンの下部や周囲を詳細に点検する必要があります。漏れの発生源を特定するために、エンジンや周辺部品の表面を視覚的に検査し、オイルの滲みや染みを探します。また、エンジンの下に敷かれたシートやカバーの下にも注意を払うことが重要です。

エンジンオイルはエンジンの正常な動作に不可欠であり、漏れがあるとエンジンの性能や耐久性に悪影響を与える可能性があります。

エンジンの使用状況や走行距離、維持管理の程度によっても漏れが発生しやすくなることがあります。



[点検結果から御見積もり作成・ご案内]

Mercedes-Benzメルセデス•ベンツE250[W207]/エンジンオイル漏れ/エンジンオイルフィルターハウジング交換/エンジンM271

オイル漏れの点検から、部品を絞り適切な御見積もりで御案内致します。

今回のケースで見ていきますとオイルフィルターハウジング交換にあたり他の部品等も外していく工程が御座います。

そこで取り外した部品のガスケット、ボルトを交換せずにいると故障に繋がります。

交換せずにそのまま取り付けした場合、また同じような故障や違ったメッセージがつくケースは多々あります。

オイルフィルターハウジングを外すという事は、冷却水、エンジンオイルを全て排出しますのでそちらも同時の交換を確実にお勧め致します。コスト面で見ますと悩むところでは御座いますが、汚れたオイルを排出しまた注入する事は決して良いことではありません。

長く御愛車に乗って頂けるようご提案致します。


[オイルフィルターハウジングとは]

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エンジンオイルフィルターハウジングは、エンジンオイルフィルターを収める部品であり、エンジンオイルの濾過を行う重要な役割を果たします。このハウジングはエンジンの外部に設置され、エンジンオイルフィルターを保護し、交換やメンテナンスを容易にするための構造を持っています。

通常、金属やプラスチックなどの耐久性の高い材料で作られており、エンジン内部の熱や圧力に耐える能力が求められます。また、オイルフィルターを適切に保持し、外部からの異物や汚れが侵入するのを防ぐ役割も担っています。

  1. フィルターの収納: エンジンオイルフィルターを収めるためのスペースを提供し、フィルターを安定して保持します。これにより、エンジンオイルが効率的に濾過され、エンジンの性能や寿命を保つのに役立ちます。

  2. フィルターの保護: エンジンオイルフィルターハウジングは、フィルターを外部の環境から保護する役割を果たします。道路上の塵や泥、異物がフィルターに侵入するのを防ぎ、エンジンに清潔なオイルを供給することができます。

  3. 交換とメンテナンスの容易化: エンジンオイルフィルターハウジングは、フィルターの交換やメンテナンスを容易にするための設計がされています。

  4. 漏れの防止: エンジンオイルフィルターハウジングは、オイルが漏れるのを防ぐ役割も担っています。適切に密封されたハウジングは、エンジンオイルが正しく循環し、外部に漏れるのを防ぎます。

エンジンオイルフィルターハウジングは、これらの役割を果たしています。


[オイル漏れの原因は?]

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↑ガスケット劣化↑

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  1. オイルパンのガスケットの劣化: オイルパンはエンジンの下部に取り付けられ、オイルを貯める役割を果たします。オイルパンのガスケットが劣化すると、オイルが漏れる可能性があります。

  2. オイルフィルターの締め付け不良: オイルフィルターが適切に締め付けられていない場合、オイルが漏れる可能性があります。また、古くなったオイルフィルター自体が漏れを引き起こすこともあります。

  3. オイルパンのへこみや穴: オイルパンが道路の障害物にぶつかったり、衝突事故に巻き込まれたりすると、オイルパンにへこみや穴が生じ、オイルが漏れる可能性があります。

  4. オイルパンのドレンボルトの締め付け不良: オイルを交換する際に使用されるドレンボルトが適切に締め付けられていない場合、オイルが漏れる可能性があります。

  5. オイルガスケットの劣化: エンジン内の様々な部品やシステムには、オイルガスケットが取り付けられており、これによってオイルが漏れないようになっています。しかし、オイルガスケットが劣化すると、オイル漏れが発生する可能性があります。

  6. オイルパンの亀裂: オイルパンが老化したり、過度の振動や圧力にさらされたりすると、オイルパンに亀裂が生じ、オイルが漏れる可能性があります。

  7. オイルラインの劣化破損: エンジン内のオイルが循環するためのオイルラインに破損が生じると、オイルが漏れる可能性があります。

これらは一般的なオイル漏れの原因の一部ですが、実際にはさまざまな原因が考えられます。オイル漏れを修理する際には、専門店に相談し、正確な診断を受けることが重要です。また、オイルレベルを定期的にチェックし、異常を早期に検出することも重要です。

[オイル漏れを放置とどうなる?]

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オイル漏れが進行し、どんな影響が出るのか説明いたします。

  1. エンジンの損傷: オイルはエンジン内の摩擦を軽減し、部品同士がスムーズに動作するための潤滑油です。オイル漏れによりエンジン内のオイルレベルが低下すると、部品同士の摩擦が増加し、エンジンが過熱して損傷する可能性があります。特に長時間の走行や高負荷時にこの影響が顕著になります。

  2. エンジンの過熱: オイルはエンジンを冷却するための重要な要素でもあります。オイル漏れによりオイル量が減少すると、エンジンの過熱が起こる可能性が高まります。過熱したエンジンは故障のリスクが高まり、修理コストがかさむ可能性があります。

  3. 部品の摩耗: オイルの不足や質の低下により、エンジン内部の部品が過度な摩耗を受ける可能性があります。特にピストン、シリンダー、バルブトレインなどの部品は、潤滑油が不足すると摩耗が進行し、最終的には交換が必要になることがあります。

  4. 燃費の低下: エンジン内の摩擦が増加すると、エンジンの効率が低下し、燃費が悪化する可能性があります。これにより、燃料の消費量が増加し、ランニングコストが上昇することが予想されます。

  5. 環境への影響: オイル漏れにより地面や舗装がオイルで汚染されると、環境への影響が生じます。地下水や水域にオイルが流れ込むと、生態系に悪影響を与える可能性があります。また、オイル漏れは排出ガスと共に燃焼し、大気中に有害な化学物質を放出するため、大気汚染の一因となります。


以上の事から早期に対処しなければ、エンジンや周辺部品に重大な損傷を与え、修理コストや安全面でのリスクを増大させる可能性があります。定期的な点検とメンテナンスを行い、オイル漏れの早期発見と修理を行うことが、車の維持管理において重要です。

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[交換後の点検項目]

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今回、作業した項目です。

●冷却水排出

●インテークパイプ脱着/エアクリーナボックス脱着

●エンジンコントロールユニット脱着

●インテークマニホールド脱着

●エアポンプ脱着

●スターター脱着

●エンジンオイルフィルタハウジング脱着

この項目から、吸気系の点検/コネクタ取り付け確認/オイル/冷却水点検が必要となります。

ただ組みあがって終わりでは、正確なテストはできません。

組み上がった後に、エンジンを掛けエンジンルーム、下廻りとチェック。

その後走行テストをし警告灯など異常メッセージが点かないことを確認。

そしたら、またリフトアップし状態をチェック。

作業が終了してからテストの時間をしっかりととり安心してお客様がご愛車をお乗り頂けるよう何回でもチェックします。


この度は、輸入車整備専門店•整備屋をご利用頂き有難う御座いました。

また何かご相談事御座いましたらいつでもご連絡お待ちしております。


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   輸入車整備専門店・整備屋

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   TEL: 042-794-4425

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