メルセデスベンツ/GLA/156/サブバッテリー交換/トランスミッション異常/アイドリングストップ不良/シフトチェンジせず警告
- GARAGENT ガレージェント
- 2024年11月12日
- 読了時間: 9分
更新日:2024年11月29日

この度は、メルセデスベンツ/GLA/156/サブバッテリー交換/トランスミッション異常/アイドリングストップ不良/シフトチェンジせず警告のご依頼を頂きました。
有難う御座います。
担当整備士は
メルセデス・ベンツ YANASE出身 大畠です。

YANASEにてベンツメカニックとして勤務後フロントアドバイザーとして在籍。大畠の強みはお客様に寄り添う心です。もちろん接客だけではありません。メルセデス・ベンツテクニシャンという資格も取得しています。お客様の車が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにベストな状態を維持するのがメンテナンステクニシャンの仕事。メルセデス・ベンツのことでしたら整備・修理・カスタムなんでもお任せください!
[メルセデスベンツGLA/X156整備屋記録]
今回まずは点検からのご依頼でした。
警告で、トランスミッション異常/シフトチェンジせずとの表記。
一見トランスミッションの内部バルブボディを疑っていましたが、常時発生する事はないとの事でしたので診断をしていきました。

問診をし、アイドリングストップしたあとに症状が出るとの事でバッテリーもしくはサブバッテリーの内部不良なども考えらます。

診断機を繋ぎ確認してみると、トランスミッションにはコードなし!
エンジンとフロントSAMにエラーコードあり!
サブバッテリー機能障害です。
サブバッテリーの故障の原因
サブバッテリーの故障の原因はさまざまですが、主に以下のような要因が考えられます。
バッテリーの経年劣化
バッテリーは消耗品であり、長期間使用することにより、充電容量が低下します。特に気温の変化や頻繁な充放電が影響を与えることがあります。
過充電や過放電
サブバッテリーが過充電や過放電されると、内部の化学反応が異常をきたし、劣化が早まります。これにより、バッテリーの寿命が短縮し、故障が発生することがあります。
車両の電気システムの不具合
充電システムに不具合がある場合、サブバッテリーへの電力供給が正常に行われず、故障の原因となります。

現車のサブバッテリーを見てみると2014年式のバッテリーと分かり9年ほど経ってしまってました!
今回のような症状は出てもおかしくないです!
補助的な役割といってもコンピュータとの通信により様々な症状が起きてしまいます!

サブバッテリーを取り外しました!

YANASEのサブバッテリーへ交換していきます!

取り付け後は、故障コードをリセットしアイドリングストップボタンONにし走行テスト実施!

走行テスト異常無しにて、車両お渡しです!

突然トランスミッションの警告が出てシフトの切り替えも出来なくなると焦りますよね、。
様々な原因が考えられますのでそういった症状が出てしまっている方はご相談ください!
1. トランスミッション警告灯が点灯する原因
メルセデスベンツX156におけるトランスミッション警告は、さまざまな原因で点灯することがあります。以下に代表的な原因を紹介します。
トランスミッションオイルの不足または劣化
トランスミッションオイルは、トランスミッション内部のギアや部品を潤滑し、スムーズな動作をサポートする重要な役割を果たしています。オイルが不足したり、劣化すると、ギアチェンジがスムーズに行かなくなり、トランスミッションに負担がかかります。これにより、オーバーヒートや内部部品の摩耗が進み、最終的にトランスミッション警告が点灯することがあります。
特に、X156のダブルクラッチトランスミッション(DCT)では、オイルの状態が非常に重要です。オイルの汚れや不足が早期に警告として現れることがあります。
トランスミッションコントロールユニットの故障
トランスミッションには、ギアの変速や各種調整を制御する「トランスミッションコントロールユニット」が搭載されています。車両のコンピュータシステムと連携し、エンジンやトランスミッションのパフォーマンスを最適化します。もし異常が発生すると、トランスミッションの動作が不安定になり、警告灯が点灯する原因となります。
故障は、センサーや接続不良によるものが多く、電子的なトラブルが原因であることが一般的です。
トランスミッションセンサーの不具合
トランスミッションには、ギアポジションセンサーや速度センサーなど、複数のセンサーが搭載されています。これらのセンサーは、トランスミッションの状態やギアの位置を常に監視し、適切な情報をTCUに送信します。センサーの故障や誤作動により、正確な情報が伝わらなくなると、トランスミッションの制御に誤りが生じ、警告灯が点灯することがあります。
例えば、ギアポジションセンサーが正常に動作しない場合、ギアチェンジがうまく行かず、異常な動作やシフトアップ/ダウンの遅延が発生することがあります。
クラッチの摩耗や故障
X156に搭載されているDCT(デュアルクラッチトランスミッション)では、クラッチが重要な役割を果たしています。クラッチが摩耗すると、スムーズなギアチェンジができなくなり、シフトショックや不安定な加速を引き起こすことがあります。また、クラッチの故障が進行すると、トランスミッションシステム自体が正常に作動しなくなり、警告灯が点灯することがあります。
特に、急激な加速や発進時にクラッチが滑る感じがする場合は、早急な点検が必要です。
トランスミッションの内部故障
トランスミッション内部にあるギアやシンクロメッシュ、ベアリングなどの部品が摩耗・破損すると、トランスミッションが正常に動作しなくなり、警告が表示されます。内部故障は、通常、異音や振動として感じることができる場合があり、早期に発見することで深刻な故障を防ぐことが可能です。
内部部品の故障は一般的に高額な修理が必要となるため、トランスミッション警告灯が点灯した段階で点検を行い、適切な対策を取ることが重要です。
電圧の問題
車両の電気系統に異常がある場合、トランスミッションの制御システムに影響を与えることがあります。例えば、バッテリーの電圧低下やオルタネーターの不具合が原因で、トランスミッションの正常な動作が妨げられることがあります。電圧が安定していないと、トランスミッションコントロールユニットやその他の関連する箇所が誤作動を起こし、警告灯が点灯することがあります。
定期的なメンテナンスでホイールアライメントやりましょう!!!
ー整備屋 ホイールアライメント AUTEL[IA900WA]ー

弊社ではホイールアライメントも作業可能で御座います。
・車の走行距離が数万kmを超えてきてコンディションを知りたい時
・事故を起こした時
・サスペンションの脱着を行った時
・車高を調整した時
・タイヤ交換時に偏摩耗が見受けられた時
・足回りの部品交換やカスタムをした時etc...
*特に足廻りの整備や事故をしたときは、本来のアライメントから大きく狂ってしまうタイミングですので注意が必要です。
ホイールアライメントが重要な理由
ホイールアライメントは、車両が直進した際にタイヤが正しく配置され、道路に均等に接地するよう調整されます。主に3つの重要な角度を調整することが求められます。
キャスター角
キャスター角は、タイヤの回転軸の傾き具合を示します。これが適切でないと、ハンドルが重くなったり、運転中に車が直進しづらくなることがあります。
キャンバー角
キャンバー角は、タイヤが車両に対して垂直に立つ角度です。キャンバー角が適切でない場合、タイヤの内側または外側が異常に摩耗し、タイヤの寿命を短くするだけでなく、走行安定性にも悪影響を与えます。
トー角
トー角は、車両が前進する際にタイヤがどのように向いているかを示します。トーイン(前方でタイヤが内側に向いている)やトーアウト(外側に向いている)になっていると、タイヤの摩耗が偏り、車両の走行安定性も低下します。
ホイールアライメントの不調による問題
足回り修理後にホイールアライメントを調整しない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
1. タイヤの偏摩耗
ホイールアライメントがずれていると、タイヤが均等に接地せず、片側が過度に摩耗します。これにより、タイヤの寿命が大幅に短くなり、交換費用が増加するだけでなく、走行時に不安定な挙動を引き起こすこともあります。
2. 車両の走行安定性の低下
アライメントが正しく調整されていないと、車両が直進しづらくなり、運転中にハンドルが取られるように感じることがあります。また、急ブレーキ時やコーナリング時に車両の挙動が不安定になることもあります。
3. 燃費の悪化
タイヤが正しく接地しない場合、抵抗が増加し、車両の走行効率が低下します。これにより、燃費が悪化し、無駄な燃料消費が発生することになります。
4. 不快な走行感覚
ホイールアライメントが不正確だと、運転中に不自然な振動やハンドルの遊びを感じることがあります。これらは運転の快適さを損ない、長時間運転すると疲労感を増加させる原因となります。
5. サスペンションへの過度の負担
ホイールアライメントがずれていると、サスペンション部品に不均等な負荷がかかり、部品の摩耗や破損が早まることがあります。これにより、修理や交換のコストが増加し、長期的には車両のメンテナンス費用がかさむことになります。

●ホイールアライメント調整によるメリット●
①運転安定性や燃費にも直接影響
②タイヤの寿命を延ばし、ハンドリングや乗り心地の向上
③車両のメンテナンスコストも削減されます。
以上の事から、車両には決まったアライメントデータがあり確実に調整していきます。

×ホイールアライメント調整をしないとどんなデメリットがあるか×
①タイヤの偏摩耗を引き起こします。これは、タイヤの寿命を短くし、交換の時期を早めてしまいます。
②タイヤのグリップ力が低下し、ブレーキングやコーナリング時の制御が難しくなる。
③車輪が適切に向いていないため、車両が不必要な抵抗を受けることにより、燃費が低下
④サスペンションやステアリングシステムに過度の負荷がかかり、これらの部品の摩耗や故障を早める可能性があります。
デメリットを見ますと、アライメントをせずにいる車両に掛かるメンテナンスコストが増加される事が多いに考えられます。
ご愛車の走行に違和感を感じるなど、アライメントにご興味のある方は是非、ご相談ください。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
輸入車整備専門店・整備屋
〒194-0038
東京都町田市根岸2-16-13
TEL: 042-794-4425
Email: info@seibiya-machida.com
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=






コメント