メルセデスベンツ/Mercedes-Benz/W207/Eクーペ/アイドルプーリ交換/ガイドプーリ交換/Vベルト交換/エンジン異音/ベルト廻り異音/ウィーン音

GARAGENT ガレージェント
2024年10月12日
読了時間: 4分

更新日：2024年10月13日

この度は、メルセデスベンツ/Mercedes-Benz/W207/Eクーペ/アイドルプーリ交換/ガイドプーリ交換/Vベルト交換/エンジン異音/ベルト廻り異音/ウィーン音のご依頼を頂きました。

担当整備士は

メルセデス・ベンツ　YANASE出身　大畠です。

YANASEにてベンツメカニックとして勤務後フロントアドバイザーとして在籍。大畠の強みはお客様に寄り添う心です。もちろん接客だけではありません。メルセデス・ベンツテクニシャンという資格も取得しています。お客様の車が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにベストな状態を維持するのがメンテナンステクニシャンの仕事。メルセデス・ベンツのことでしたら整備・修理・カスタムなんでもお任せください！

［メルセデスベンツW207エンジン異音］

エンジン272　V6

エンジンを掛けるとアイドリング時でも走行中もウィーンと音が発生してます。

まずは点検から始め、状態をチェックします！

音がなっている箇所がベルト廻りからですので、どのプーリからの音なのか検査器具を使い点検しました！

W207音の原因は、アイドルプーリ（ガイドプーリ）でした！

アイドルプーリの主な機能とは、ベルトの張力を維持することです！これにより、エンジンの動力が正確に他の機能に伝達されるよう助けます。また、張力が不安定な場合、ベルトがスリップしたり、異音が発生することがあります。アイドルプーリは、これらの問題を防ぐ役割を果たします。

Vベルトを取り外します！

その後はEトルクスのボルトを外します！

ベルトもゴム製ですので状態をチェックし交換します！このベルトが千切れるとエンジンは駆動できません！

ベルト交換時期の目安

ベルト交換の具体的な時期は、車両のモデルや使用条件により異なりますが、一般的には5万キロメートルから10万キロメートルごと、または3年から5年を目安とされています。

ベルト劣化の兆候

ベルトが劣化すると、その性能に悪影響を及ぼします。劣化の主な兆候としては、以下のようなものがあります：

1. ひび割れ：ベルト表面に目視で確認できるひびが入っている場合。

2. 摩耗：ベルトの表面が擦り減り、フラットまたはツルツルになっている場合。

3. 異音：エンジン始動時や運転中に異音が聞こえる場合は、ベルトが滑っているか、緩んでいる可能性があります。

4. 振動：ベルトが正常に機能していない場合、エンジンの振動が増すことがあります。

これらの兆候が見られた場合は、早急に整備工場に持ち込むことを推奨します。

外したものを見てみると中心ベアリングが無くなってます！

最後に交換後音を点検し完了です！

W207プーリーは、エンジンのクランクシャフトからの動力を各種電装品に伝達する部品です。劣化したプーリーは、ベルトのスリップや異音を引き起こし、エンジンの性能を低下させる原因となります。プーリーを新しいものに交換することで、スムーズな回転が実現し、エンジンのパフォーマンスが向上します。特に、パワーステアリングやエアコン、発電機などの性能が改善されるため、ドライブフィールも向上します。