PORSCHE/ポルシェ/Macan/マカン/J1H/フロントブレーキパッド/ブレーキディスク/エンジンオイル交換/摩耗警告点灯/消耗品交換/ブレーキ鳴き/95B/整備/点検/横浜
- GARAGENT ガレージェント
- 2024年4月22日
- 読了時間: 8分
更新日:2024年6月13日

担当整備士は
メルセデス・ベンツ YANASE出身 大畠です。
YANASEにてベンツメカニックとして勤務後フロントアドバイザーとして在籍。大畠の強みはお客様に寄り添う心です。もちろん接客だけではありません。メルセデス・ベンツテクニシャンという資格も取得しています。お客様の車が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにベストな状態を維持するのがメンテナンステクニシャンの仕事。メルセデス・ベンツのことでしたら整備・修理・カスタムなんでもお任せください!
[ご依頼内容]

今回、ポルシェマカンのフロントブレーキパッド/ディスク交換にてご依頼を頂きました。
摩耗限度のメッセージが点灯し、御見積りからスタート致しました。
前回はリア交換時、低ダストブレーキパッドに交換しブレーキ鳴きが頻発したため純正に再度交換となりました。
今回ももちろん純正でいきます。
エンジンオイルは5,000kmで毎度交換させて頂いております。
いつも有難う御座います。
[ポルシェマカンブレーキ鳴きについて]

まずポルシェマカンブレーキ鳴きの原因とはなにか。(キーキー音)
ブレーキ鳴きの原因
ブレーキパッドの摩耗: ブレーキパッドが摩耗すると、金属部分がブレーキディスクと接触し、摩擦音が発生します。定期的なブレーキパッドの点検と交換が重要です。
ブレーキパッドの素材: ブレーキパッドの素材も影響します。低ダストブレーキパッド等で通常より面が硬いなどの原因で起こりうることがあります。
ブレーキディスクの劣化: ブレーキディスクに傷や変形がある場合、ブレーキパッドが適切に接触できず、鳴きが発生します。ディスクの交換が必要な場合もあります。
ブレーキキャリパーの不良: ブレーキキャリパーが正常に機能しない場合、ブレーキパッドがディスクに適切に押し付けられず、鳴きが発生することがあります。
ブレーキシステムの不均衡: ブレーキシステムの一部が他の部分と不均衡である場合、鳴きが発生する可能性があります。これには、ブレーキフルードの不均一な分配や、ブレーキラインの問題が含まれます。
環境要因: ブレーキ鳴きは、気温や湿度などの環境要因にも影響されることがあります。特に湿度が高い場所では、ブレーキディスクやパッドが湿った場合に鳴きが増えることがあります。
[ポルシェマカンブレーキの警告とは?]

●摩耗限度ブレーイニング要交換継続走行可能
というメッセージが点灯します。
ただ前後4か所でどこのパッドに異常があるかは、この時点では分かりませんので診断機を使いチェックしていきます。
[ブレーキパッドの警告を知らせるメリット]
安全性向上: ブレーキパッド警告灯が点灯することで、運転手はブレーキパッドが摩耗していることを知ることができます。摩耗したブレーキパッドはブレーキ効果が低下し、制動距離が長くなる可能性があります。警告灯が点灯することで、運転手は早めにブレーキパッドを交換することができ、安全性を向上させることができます。
ブレーキシステムの保護: ブレーキパッドが摩耗すると、ブレーキディスクに直接摩擦が加わることがあります。これにより、ブレーキディスクが劣化し、交換が必要になる場合があります。しかし、警告灯が点灯することで、運転手はブレーキパッドの状態に気づき、早めに交換することでブレーキディスクの劣化を防ぐことができます。これにより、ブレーキシステム全体の寿命を延ばすことができます。
コスト削減: ブレーキパッド警告灯が点灯することで、運転手は早めにブレーキパッドを交換することができます。ブレーキパッドを定期的に交換することで、ブレーキディスクやその他のブレーキ関連部品の寿命を延ばし、修理や交換のコストを削減することができます。また、交換を怠ることで、ブレーキディスクや他の部品にダメージを与え、より高い修理費用が発生する可能性もあります。
信頼性の向上: ブレーキパッド警告灯が点灯することで、運転手は車両の信頼性を向上させることができます。ブレーキシステムは安全性に直結する重要な部品であり、定期的なメンテナンスが必要です。警告灯が点灯することで、運転手はブレーキシステムの状態に注意を払い、必要に応じてメンテナンスを行うことができます。これにより、車両の信頼性が向上し、安心してドライブすることができます。
ドライビングエクスペリエンスの向上: ブレーキパッド警告灯が点灯することで、運転手は車両の性能を最大限に活用することができます。摩耗したブレーキパッドではブレーキ効果が低下し、制動距離が長くなるため、スムーズで安全な運転が困難になる可能性があります。警告灯が点灯することで、運転手はブレーキパッドの交換を行い、最適なブレーキ性能を維持することができます。これにより、ドライビングエクスペリエンスを向上させることができます。
[ブレーキパッド警告はなぜ点くのか]
ブレーキパッドは、ディスクブレーキと接触し、車を停止させるための摩擦を提供します。使用されるにつれて、ブレーキパッドは徐々に摩耗し、最終的には交換が必要になります。ブレーキパッドが減少しすぎると、ブレーキシステム全体に損傷を与える可能性があります。
これには、ブレーキパッドセンサーの働きが重要となります。
ブレーキパッドの状態を監視し、ドライバーに安全性に関する情報を提供する役割を果たします。
ブレーキパッドが消耗していくにつれてパッドセンサーがディスクに接触し、パッドセンサー部のセンサーが配線ショートします。その配線ショートにより警告を知らせるのです。
ポルシェマカンでは、4輪ともセンサーが装着されており全箇所でその働きをします。
メルセデス等、車両では前後ブレーキパッドで2つということが多く、もちろん前1つのみの場合もあります。
ブレーキパッドは、警告を知らせて気づくことも多々御座いますが定期的に残量を確認することがとても重要です。
特に、遠方まで走行しなければならない状況があると思いますので、その前の事前点検などはした方が間違いないでしょう。
遠方まで走行してしまい、遠方先でその警告がついてしまうと焦ることがあるかと思います。
弊社では、部品御持ち込も対応しておりますので、適正な部品を購入し準備しておくのもいいかもしれません。
部品御持ち込でしたらすぐにご予定も組めますので、いつでもご連絡頂ければと存じます。
[今回のポルシェマカン整備記録]

↑タイヤホイールを脱着し、ブレーキパッド残量点検(約4mmほど)
スライドピンをツールを使い抜いていきます。
その後は、パッドセンサーのコネクタを外していきキャリパー取り付けボルトも外していきます。




↑交換時は、適正なトルクで締め付けをしマーキングをします。

次に、エンジンオイルの油温を上げ、エンジンオイル交換をしていきます。
5,000km走行で毎度交換しておりますがやはり汚れてますね。
ただ良くメンテナンスしてますので作業する側も気持ちがいいです。
↑ドレンプラグ(排出口)は再使用不可のものですのでこちらも交換します。
新油を入れオイルレベルを確認し終了です。
定期的なメンテナンスでホイールアライメントやりましょう!!!
ー整備屋 ホイールアライメント AUTEL[IA900WA]ー

弊社ではホイールアライメントも作業可能で御座います。
・車の走行距離が数万kmを超えてきてコンディションを知りたい時
・事故を起こした時
・サスペンションの脱着を行った時
・車高を調整した時
・タイヤ交換時に偏摩耗が見受けられた時
・足回りの部品交換やカスタムをした時etc...
*特に足廻りの整備や事故をしたときは、本来のアライメントから大きく狂ってしまうタイミングですので注意が必要です。
●ホイールアライメント調整によるメリット●
①運転安定性や燃費にも直接影響
②タイヤの寿命を延ばし、ハンドリングや乗り心地の向上
③車両のメンテナンスコストも削減されます。
以上の事から、車両には決まったアライメントデータがあり確実に調整していきます。
×ホイールアライメント調整をしないとどんなデメリットがあるか×
①タイヤの偏摩耗を引き起こします。これは、タイヤの寿命を短くし、交換の時期を早めてしまいます。
②タイヤのグリップ力が低下し、ブレーキングやコーナリング時の制御が難しくなる。
③車輪が適切に向いていないため、車両が不必要な抵抗を受けることにより、燃費が低下
④サスペンションやステアリングシステムに過度の負荷がかかり、これらの部品の摩耗や故障を早める可能性があります。
デメリットを見ますと、アライメントをせずにいる車両に掛かるメンテナンスコストが増加される事が多いに考えられます。
↑整備屋オープン価格↑
¥33,000-→¥25,000-(税込)
ご愛車の走行に違和感を感じるなど、アライメントにご興味のある方は是非、ご相談ください。
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輸入車整備専門店・整備屋
〒194-0038
東京都町田市根岸2-16-13
TEL: 042-794-4425
Email: info@seibiya-machida.com
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