MINI/F56/フィルターハウジング交換/冷却水漏れ/クーラント漏れ
- GARAGENT ガレージェント
- 2 日前
- 読了時間: 2分

今回は、MINI F56(クーパーS)のオイルフィルターハウジング交換作業をご紹介します。
「エンジンルームから冷却水が漏れている」というお客様からのご相談を受けて、点検・診断のうえ、オイルフィルターハウジングの交換を行いました。

目視点検とクーラントプレッシャーテストを行った結果、エンジン後方上部にあるオイルフィルターハウジングから冷却水が滲み出ているのを確認。F56のエンジンでは比較的よくあるトラブルのひとつで、オイルフィルターハウジングの樹脂製フランジ部分からの漏れが原因でした。
このハウジングには、冷却水の通路とオイルの通路が一体化されており、経年劣化や熱によってパッキンの硬化、あるいはハウジング本体の歪み・亀裂が発生しやすい構造になっています。

ハウジングにアクセスするため、エアクリーナーボックス、インテークホース、エンジンカバーなど、上部の補機類を順番に取り外します。
F56はスペースが限られているため、取り回しに注意しながら慎重に作業します。
ハウジングとエンジンブロックの接合部にあるガスケット(パッキン)がすでに硬化しており、ここからも冷却水の滲みが見られました。

交換作業後、エンジンを始動して暖気運転を実施。漏れがないか再度点検したうえで、ロードテスト(試運転)を行いました。
クーラントの減りもなく、エンジン周辺からの異音や異常な挙動も見られませんでしたので、無事お引き渡しとなりました。
MINI(F56)では比較的多く見られるオイルフィルターハウジングからの冷却水漏れ。見過ごすと冷却水が不足し、最悪の場合はオーバーヒートやエンジン損傷につながるリスクもあります。
今回は比較的早期にご入庫いただいたため、大きなトラブルに発展する前に対応できました。エンジンルームからの異音や臭い、冷却水の減少を感じた場合は、ぜひ早めの点検をおすすめします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
整備屋
〒194-0038
東京都町田市根岸2-16-13
Tel: 042-794-4425
Mail: info@seibiya-machida.com

Comments