BMW/MINI F5X系冷却水・エンジンオイル漏れ
- 11 分前
- 読了時間: 8分

F5X系でよくある症状のオイルフィルターハウジングやサーモスタットの漏れを解説

オイルフィルターハウジングからの漏れ

漏れの原因はフィルターハウジングの劣化により割れてしまうため漏れが起こります

フィルターハウジング交換の際はアルミハウジング製のパーツを使用することにより劣化による割れの対策をします

サーモスタットからの漏れ

取り外した写真

サーモスタットは単品部品での交換も可能ですがウォーターポンプもよく漏れを起こすためウォーターポンプキャリアごとの交換をおすすめしております
BMW・MINIのオイルフィルターハウジングからオイル漏れ・クーラント漏れ|ハウジングの劣化・割れに要注意
BMW・MINIの整備でご相談の多いトラブルの一つが、オイルフィルターハウジング周辺からのオイル漏れ・クーラント漏れです。
特にBMWやMINIでは、オイルフィルターハウジングにオイルラインと冷却水ラインが接続されているエンジンがあり、経年劣化によってガスケットだけでなくハウジング本体や周辺部品に不具合が発生するケースがあります。
また、オイルフィルターハウジングにサーモスタットが組み込まれているタイプでは、サーモスタット周辺からのクーラント漏れも注意が必要です。
「オイルが少し滲んでいるだけだから大丈夫」
「冷却水が少し減るだけだから様子を見よう」
と放置してしまうと、漏れが進行し、最終的には大きな修理につながる可能性があります。
今回は、BMW・MINIで発生しやすいオイルフィルターハウジングのオイル漏れ・クーラント漏れ、ハウジングの劣化・割れ、サーモスタットからのクーラント漏れについて、BMW・MINIの整備を検討している方にも分かりやすく解説します。
オイルフィルターハウジングとは?
オイルフィルターハウジングとは、その名前の通りエンジンオイルをろ過するオイルフィルターを取り付けるための部品です。
しかし、BMW・MINIの一部のエンジンでは単純にオイルフィルターを取り付けるだけではありません。
エンジンオイルの通路やオイルクーラー、冷却水の通路などが組み合わされた構造になっているものがあります。
そのため、オイルフィルターハウジング周辺でトラブルが発生すると、
オイル漏れだけではなくクーラント漏れも発生する可能性があります。
ここがBMW・MINIのオイルフィルターハウジングを点検するうえで重要なポイントです。
BMW・MINIでオイルフィルターハウジングからオイルが漏れる原因
オイル漏れの代表的な原因が、ガスケットの経年劣化です。
エンジンオイルは高温の状態で循環しており、ガスケットは長期間にわたって熱やオイルにさらされています。
時間の経過とともにガスケットが硬化すると、シール性能が低下します。
その結果、
ガスケット硬化↓シール性能低下↓オイルが滲み出す↓オイル漏れ
という状態になります。
初期段階では「滲み」程度だったものが、劣化が進行するとオイルが垂れるほどの漏れになることもあります。
ハウジング本体が劣化して割れるケースも
BMW・MINIのオイルフィルターハウジングでは、ガスケット交換だけで改善するケースもあります。
しかし、ハウジング本体の劣化や亀裂・割れが原因になっている場合は、ガスケットだけを交換しても根本的な解決にはなりません。
特に樹脂製のハウジングが使用されている場合、長年の熱によって素材が劣化し、硬化や変形が進行します。
さらに、
エンジンの熱
冷却水温度
オイル温度
エンジン振動
圧力変化
などが繰り返し加わることで、部品に負担が蓄積します。
その結果、ハウジング本体にクラックが入り、オイルやクーラントが漏れ出すことがあります。
オイルフィルターハウジングからクーラントが漏れる原因
「オイルフィルターハウジングなのに、なぜ冷却水が漏れるの?」
と思われる方も多いかもしれません。
BMW・MINIの一部のエンジンでは、オイルフィルターハウジング周辺に冷却水が循環する構造があります。
そのため、ハウジング本体や接続部、シール部分が劣化すると、冷却水が外部へ漏れ出すことがあります。
クーラント漏れの場合、
冷却水量が徐々に減る
エンジンルームから甘い臭いがする
エンジン周辺に白や青、ピンク系の結晶跡がある
エンジン下部に冷却水の跡がある
冷却水警告が表示される
などの症状が見られることがあります。
冷却水漏れはオイル漏れ以上に注意が必要です。
冷却水が不足すると、エンジンを適切に冷却できなくなり、オーバーヒートにつながる可能性があるためです。
サーモスタットからのクーラント漏れにも注意
BMW・MINIの冷却水漏れでは、サーモスタット周辺からのクーラント漏れも代表的なトラブルです。
サーモスタットは、エンジン冷却水の温度を適切に管理する重要な部品です。
エンジンが冷えているときは冷却水の循環を制御し、エンジンが適正温度まで上昇すると冷却水をラジエーター側へ循環させます。
このサーモスタットやハウジング、シール部分が劣化すると、冷却水漏れが発生することがあります。
特に樹脂製部品では、長期間の熱によって素材が劣化し、ひび割れや変形が発生する場合があります。
「ガスケット交換だけ」で済まない場合があります
BMW・MINIのオイル漏れで非常に重要なのが、
「漏れている場所」と「漏れの原因」は必ずしも同じではない
ということです。
例えば、
「オイルフィルターハウジングからオイルが漏れている」
↓
ガスケットを交換
↓
それでも漏れる
というケースがあります。
これはハウジング本体に、
クラック
変形
腐食
シール面の劣化
などが発生している可能性があります。
そのため、単純にガスケットを交換するだけではなく、ハウジング本体の状態まで確認することが重要です。
オイルとクーラントが混ざるリスク
オイルフィルターハウジング周辺でオイルとクーラントの両方を扱う構造の場合、シール部分の異常によっては両者が本来とは異なる場所へ流れる可能性があります。
エンジンオイルに冷却水が混入すると、オイル本来の潤滑性能に影響する可能性があります。
逆に冷却水側へオイルが混入すると、冷却系統にも影響を及ぼします。
そのため、オイルフィルターハウジング周辺で漏れが確認された場合は、オイルだけ、クーラントだけと決めつけず、周辺を含めて総合的に点検することが重要です。
こんな症状があれば早めの点検を
BMW・MINIにお乗りの方で、以下の症状がある場合は一度点検をおすすめします。
オイル関連
駐車場にオイルの跡がある
エンジンルームからオイルの臭いがする
オイル量が減る
エンジン周辺がオイルで湿っている
オイルフィルターハウジング周辺に滲みがある
クーラント関連
冷却水が減る
冷却水警告灯が点灯する
甘い臭いがする
エンジンルームに白い結晶跡がある
オーバーヒート警告が出た
冷却水を何度も補充している
このような症状を「少しだから大丈夫」と放置するのはおすすめできません。
オイルフィルターハウジング周辺は定期的な点検がおすすめ
BMW・MINIは高性能なエンジンを搭載している一方で、長期間使用することでゴム・樹脂部品などの経年劣化が進みます。
特に10年以上経過した車両や走行距離が増えてきた車両では、オイル漏れ・クーラント漏れが複数箇所から発生することもあります。
そのため、
「漏れてから修理する」のではなく、「漏れる前に状態を確認する」
という予防整備が重要です。
車検や12ヶ月点検、オイル交換のタイミングでエンジンルームを確認しておくと、初期段階の滲みや劣化を発見できる可能性があります。
整備で重要なのは「どこから漏れているのか」を正確に判断すること
BMW・MINIのオイル漏れ・クーラント漏れは、漏れた液体がエンジンや補機類を伝って下へ流れるため、実際の漏れ箇所と目視で確認できる場所が異なることがあります。
そのため、
漏れている液体を確認
周辺部品の状態を確認
オイル・クーラントの経路を確認
必要に応じて清掃
圧力テストなどを実施
漏れ箇所を特定
必要な部品のみ交換
という診断が重要です。
単に「濡れている場所の部品を交換する」のではなく、漏れの原因を特定したうえで修理することが、再発防止につながります。
BMW・MINIのオイル漏れ・クーラント漏れは「整備屋」へ
BMW・MINIのオイルフィルターハウジングは、エンジンオイルだけでなく冷却系統にも関係する重要な部品です。
経年劣化によってガスケットのシール性能が低下するだけでなく、ハウジング本体の劣化やひび割れによってオイル漏れ・クーラント漏れが発生するケースもあります。
また、サーモスタット周辺も冷却水漏れの原因となるため、漏れを発見した際には周辺部品を含めた総合的な診断が重要です。
BMW・MINIを長く安心して乗り続けるためにも、
「オイルが少し滲んでいる」「冷却水が少し減る」
といった小さな変化を見逃さないことが大切です。
町田・相模原周辺でBMW・MINIのオイル漏れ、クーラント漏れ、オイルフィルターハウジング、サーモスタットの修理・交換をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
輸入車専門店 SEIBIYA – 整備屋
〒194-0038東京都町田市根岸2-16-13
LINE

営業時間:9:00~18:00定休日:水曜日
認証工場|BMW・MINIを中心とした輸入車の車検・点検・一般整備・故障診断に対応





コメント